スワップ 長期計画

スワップ取引は長期計画で

さて、改めてスワップポイントの額に注目してみましょう。2009年12月現在、オーストラリアを例に取ると、政策金利は3.75%で、日本の政策金利は0.10%です。


そのため、円を売って豪ドルを買えば、
3.75 − 0.10 = 3.65% の金利を得られます。

1豪ドル=80円の時に1万豪ドル買えば、
1年につき80万円 ×0.0365 = 29,200円となります。


もちろんスワップポイントは毎日付与されますから、29,200円を日割にしたもの(80円)が毎日貰えるわけです。 当然、高金利通貨を保有する期間が長ければ長いほど利益も多くなります(ここでの計算は一応の目安です。 スワップポイントの額はFX会社ごとに異なりますので注意してください)。


しかし、スワップ取引のメリットは、スワップポイントを毎日貰えるだけではありません。 もう一つ、「複利運用」というメリットがあります。では、複利運用とは何でしょうか?


元本を運用すれば通常、利子が付いてきます。例えば、100万円を年5%の金利で1年間運用したとすれば、元本100万円+利子5万円となります。 これをさらに運用する場合に、利子を含めないで元本だけを運用するのが「単利運用」です。 それに対して、元本と利子を合わせて運用するのが「複利運用」と言われるものです。


単利運用でも複利運用でも、最初の1年間は同じです(利子がまだ生じていませんから)。 しかし、2年目以降で差が出てきます。単利運用では何年経っても元本は最初の100万円ですが、複利運用では年毎に元本の額を増えていきます。


○1年目
単利、複利 100万円×1.05=105万円

○2年目
単利 100万円×1.05=105万円 1年目の利息 5万円 合計110万円
複利 105万円×1.05=110万2,500円

○3年目
単利 100万円×1.05=105万円 1年目と2年目の利息 10万円 合計115万円
複利 110万2,500円×1.05=115万7,625円

 

この例の場合だと大きな差を感じないかもしれませんが、運用期間が長くなり金利が大きくなればなるほど、 複利運用の凄さが実感されることになります。例えば年利8%で複利運用すると、9年後には元本が約2倍になります。


単にスワップポイントを積み重ねるというだけでなく、このような複利運用のメリットを発揮させるためにも、スワップ取引は長期計画で行うのが望ましいと言えそうです。


ただし、FX会社によっては複利運用を認めていないところもありますので、FX会社を選ぶ時には必ず調べておかなければなりません。

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