スワップ 為替差益

為替差益もゲット

本来、FX取引というものは、各国通貨の交換レートが時間とともに変動することを利用して、通貨の売買から利益(為替差益)を得ようとするものです。 スワップ取引もFX取引の一種ですから、通貨の売買から利益が出ていれば為替差益を貰えるのは当然のことです。


例えば、豪ドル円の取引で考えてみましょう。


1豪ドル=80円の時に買った豪ドルが、その後、1豪ドル=85円になったとします。 その時に豪ドルを売れば、差額分の5円が儲けとなります。これが「為替差益」というやつですね。 たった5円と思われるかもしれませんが、1万通貨単位で取引していれば、80万円で買って85万円で売るわけですから5万円が手元に残ります。 つまりは、この為替差益にスワップポイントを載せたものが、スワップ取引の儲けということになります。


ただそうは言っても、為替差益が貰えるという保証はどこにもありません。1豪ドル=80円で買った豪ドルが、その後78円になってしまうこともあります。 この時に決済すると、2円の損失が出てしまいます。これを「為替差損」と言います。


では、一般的な話として、円高傾向の時にはFX取引はできないかと言えば、決してそんなことはありません。 FX取引には円高も円安も関係ないのです。円安傾向の時は円を売って「外貨を買う」取引をしますが、 円高傾向が明らかな時には、逆に「外貨を売って」円を買う取引を行います。


例えばこんな感じです。今、1豪ドル=80円とします。円高になることが予想できるので、まず80万円を証拠金として預けて1万豪ドルを借ります。 そして、その豪ドルを売って円を買います。80万円が手に入りました。しばらくすると予想通り円高になって、1豪ドル=75円になりました。 そこで、前に売った1万豪ドルを買い戻します。75万円で買い戻せますから、手元には1万豪ドルと5万円が残ります。 そして最後に、最初に借りていた1万豪ドルを返却して取引を決済します。以上の結果、5万円の儲けを得ることができました。


このようにFX取引では、「外貨を買う」取引から入るだけでなく「外貨を売る」取引からも入れるので、 円高円安に関係なく儲けを狙うことができるのです。これが他の外貨商品と比較した時のFXの大きな魅力です。


ただし、次の点に注意してください。豪ドルを売って円を買う場合、最初に豪ドルを借りていますから、 これに対しては金利の支払義務があります。その後に円を買っていますから円の金利も受け取れますが、 現在のように豪ドルの金利の方が高い場合には、差引計算すると金利の支払義務が残ることになります。 つまり、スワップポイントを支払わなければならないのです。


この例のように、金利の高い通貨を売って金利の低い通貨を買う場合には、スワップポイントの支払義務が生じますので、 長期間低金利の通貨を保有する時には、その支払額にも注意が必要です。 ただ、高金利通貨の傾向として、暴落する時は急激に値段が下がるので、もしそのトレンドをつかまえることができれば、 スワップポイントの支払など気にすることなく短期間で大きな儲けを手にすることも可能です。

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